東京モーターショー 部品メーカーも競争過熱 自動運転向けの新技術披露

テイ・エステックが公開した、脚を伸ばしてくつろげる座席=26日午後、東京都内
テイ・エステックが公開した、脚を伸ばしてくつろげる座席=26日午後、東京都内【拡大】

  • 内外装に柔らかい素材を用いた豊田合成の自動運転車の試作車=26日、東京都江東区
  • 油圧シリンダーの働きで、座る人の体形に合わせて変形するトヨタ紡織の運転シート=26日、東京都江東区
  • 油圧シリンダーの働きで、座る人の体形に合わせて変形するトヨタ紡織の運転シート=26日、東京都江東区
  • 運転席を設けず、広々した車内が特徴のトヨタ紡織の全自動運転車の試作車=26日、東京都江東区
  • 柔らかい素材で覆われた豊田合成の自動運転車の試作車=26日、東京都江東区

 自動車の部品メーカー各社は26日、東京モーターショーの報道陣向け先行公開で、自動運転に向けた新技術を披露した。車内での自由な過ごし方を提案したほか、運転手の健康状態を検知する機能などを紹介。車の進化とともに競争が過熱している。

 内装部品大手のトヨタ紡織は、運転席を取り払った試作車を出展した。座席の位置や向きを自在に変え、向かい合って会話や食事が楽しめる。石井克政社長は「自動運転が実現した際に素早く対応する力を付ける」と意気込む。

 あおむけに脚を伸ばしてくつろげる座席を公開したのはテイ・エステックだ。骨盤に負担がかからない姿勢を保つことで疲労を和らげ、心拍数からリラックスの度合いを測定できる。

 ジェイテクトは、自動運転時にハンドルを格納する技術や、車の乗り心地を仮想現実で体感できる装置を展示。アイシン精機は、運転者が離れていても自動で駐車できる技術を説明した。

 デンソーは、車の最適な進路を瞬時に判断する半導体を開発している。さまざまな外部の情報にアクセスする通信技術にも取り組んでおり、有馬浩二社長は「サイバー攻撃への備えが必要だ」と強調した。

 東京モーターショーは27日に開会式を開き、一般公開は28日から11月5日まで。