【刀剣ファン必見】VRで「三日月宗近」押形 三越日本橋本店で9日まで (1/2ページ)

本当に刀を抜いているかのような感覚も味わえる=2017年12月27日、東京都中央区の三越日本橋本店(高原大観撮影)
本当に刀を抜いているかのような感覚も味わえる=2017年12月27日、東京都中央区の三越日本橋本店(高原大観撮影)【拡大】

  • 三日月宗近の押し形(上)などが展示されている=2017年12月27日、東京都中央区三越日本橋本店(高原大観撮影)
  • ヘッドマウントディスプレイで見ている画像はモニター(奥)に映し出される。コントローラーを動かすと刀も動く=12月27日、東京都中央区三越日本橋本店(高原大観撮影)
  • 「三日月宗近」押形のVR動画キャプチャー画像(STUDIOSHIKUMI提供)
  • 「三日月宗近」押形のVR動画キャプチャー画像(STUDIOSHIKUMI提供)

 伝統工芸の職人の技とデジタル技術を融合させたサービスを展示する「伝統×革新 アトムとビットの可能性」が、東京都中央区の三越日本橋本店で開かれている。特に、VR(仮想現実)技術を使って、国宝の刀剣「三日月宗近」を実際に持っているかのように動かせるサービスが、刀剣ファンの間で話題となっている。

 今回、映像のもととして使用されているのは、「押形」と呼ばれる実物をかたどった絵だ。写真と異なり、描き手の思いが伝わってくる。日本刀研究の権威として知られた佐藤寒山氏(1907-78)の作品だ。

 頭にVR映像を見るための装置をつけてコントローラーを持つと、刀を実際に手にしているような光景が映し出される。刀の長さなどが実感でき、刀の根元の銘もはっきりと確認できる。コントローラーを動かすと、自在に刀を操っているような感覚が味わえる。

 サービスを体験した会社員、境野亜希さん(35)は「宗近を見るのは初めてですが、長いと感じた。刀を実際に抜くのは大変だったのでは」と、高いVR技術に感心していた。

 また、別の女性会社員は「国宝を間近で見ることができて素晴らしい体験ができた。実物を鑑賞のときに持つと女性では重く感じるときがあるが、VRでは重さを感じずに楽しめる」と話していた。