【木下隆之のクルマ三昧】クルマの死角はゼロになる? デジタルミラー時代の先陣切るレクサス (1/4ページ)

 2015年の東京モーターショーで、レクサスが初披露したコンセプトモデル「LF-FC」は、FCV(燃料電池車)をさらに進化させたモデルとして注目を浴びた。

 だが、僕にとっては、動力源であるFCVより興味深い機能に目が吸い寄せられた。ステージ上でスポットライトを浴びるそのモデルにはなんと、本来ならばフロントガラスの枠組みであるAピラーの付け根にあるはずのサイドミラーがなかったのである。

コンセプトモデル「LF-FC」はサイドミラーがないことでも話題に

コンセプトモデル「LF-FC」はサイドミラーがないことでも話題に

 では後方確認はどうするのか?

 実は、クルマ後方のトランクリッドのバンバー付近にカメラが仕込まれている。そのカメラが捉えた映像を、車内に新たに設置したモニターに映すシステムなのだ。普及したバックモニター(クルマをバックさせるときに車両後方を映し出すカメラ映像)の応用である。

トランクリッドのバンバー付近に仕込まれたカメラ

トランクリッドのバンバー付近に仕込まれたカメラ

 “脱ミラー”のメリット

 これによるメリットは多い。ボディに突起がなくなるため、空力的に有利である。歩行者保護にも貢献する。斜め前方の視界も良くなる。モニターをドライバーに近づければ、ドライビング中の視線の移動も少なくなる。いいことづくめなのだ。

デジタルミラー最大のメリット