ランボルギーニ、評価は約9500億円 今年はSUV投入、フェラーリに並ぶ企業価値に (3/5ページ)

ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)
ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)【拡大】

  • 昨年10月、ニューヨーク証券取引所の前で開かれたフェラーリの創立70周年記念イベント。同社はSUV市場で出遅れている(AP)

 サウンド開発が課題

 【ランボルギーニのEVカーでは、V型12気筒エンジンサウンドがつくられる】

 高級SUVの投入でフェラーリは依然として遅れており、EVスーパーカーでも、19年に「ミッションE」を投入予定のポルシェや、テルツォ・ミッレニオを投入予定のランボルギーニの後塵(こうじん)を拝する。ランボルギーニが目指すのは、エネルギー密度を高め走行性能を向上させる、革新的なスーパーキャパシタの開発だ。

 EVスーパーカーのテルツォ・ミッレニオの車体には、自己修復機能を持つカーボンファイバーが使われる。最大の課題の一つとして、V型12気筒に代わる、ランボルギーニ特有のエンジンサウンドの開発が挙げられる。

 フェラーリは、EVスーパーカーは新たな顧客層にアピールすると認めながらも、完全電気自動車(フルEV)の発売計画はないとしている。ただし、19年以降にはハイブリッド車(HV)が投入される見通しだ。

 限定3モデルが貢献

 【ランボルギーニの「スペシャルシリーズ」は利益率も「スペシャル」】

 販売されるランボルギーニの大半が「ウラカン」と「アヴェンタドール」で、16年の販売台数はそれぞれ2419台、1160台だった。17年の総販売台数は16年を小幅に上回る見込みだ。フェラーリのスペシャルシリーズ「ラ・フェラーリ・アペルタ」に対抗して200万ユーロの価格が付けられた「センテナリオ・クーペ」など、「限定スペシャルシリーズ」3モデルが一段の利益率改善に貢献するだろう。

アウディ・VWの経験で現行モデルの電動化は難なく可能