ランボルギーニ、評価は約9500億円 今年はSUV投入、フェラーリに並ぶ企業価値に (4/5ページ)

ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)
ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)【拡大】

  • 昨年10月、ニューヨーク証券取引所の前で開かれたフェラーリの創立70周年記念イベント。同社はSUV市場で出遅れている(AP)

 ランボルギーニは、親会社のアウディとVWの膨大な研究開発および部品のリソースを活用できる。これを踏まえれば、現行モデルの電動化も特に難しいことではないだろう。

 17年の生産台数はラ・フェラーリ・アペルタの209台に対して、センテナリオは100台だった。テルツォ・ミッレニオはランボルギーニのコンセプトEVスポーツカーで、将来的なフルEVのベースとなる。SUVのウルスでは、同ブランドが電動化フェーズに入る18年以降に、PHVモデルが投入される見通しである。

 【VWグループ傘下で、ランボルギーニはフェラーリを上回る利益率を実現可能】

 ランボルギーニは、VWグループ傘下、アウディ部門の一ブランドである。BIの分析によれば、このスケールメリットを活用することで、ランボルギーニはフェラーリより高い収益性を実現している。18年以降は、新型SUVのウルスの発売で年間販売台数が16年の7000台の倍に膨らみ、売上高は15億ユーロに達する見通しだ。19年度のEBITDAはフェラーリを3%上回る33%と予想される。ベントレーのベンティガの成功と中国へさらなる拡販を基に、19年のウルス販売台数についてBIは3500台と想定している。

 アウディは16年度のランボルギーニの売上高について、総額8億5300ユーロとのみ開示し、内訳は開示していない。想定価格17万5000ユーロ前後のウルスが投入される18年以降、1台当たり平均売上高は低下するだろう。フェラーリは19年か20年に新型ユーティリティー・ビークルを投入するとBIはみている。

利益率が一段と改善