ランボルギーニ、評価は約9500億円 今年はSUV投入、フェラーリに並ぶ企業価値に (5/5ページ)

ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)
ランボルギーニは昨年12月4日、初のSUV「ウルス」を伊サンターガタ・ボロニェーゼで発表した(AP)【拡大】

  • 昨年10月、ニューヨーク証券取引所の前で開かれたフェラーリの創立70周年記念イベント。同社はSUV市場で出遅れている(AP)

 利益率一段と改善

 【フェラーリと同基準で評価すればランボルギーニのスピンオフは実現可能】

 ウルス投入で、ランボルギーニブランドの19年度のEBITDAは15年度の倍に達する見通しだ。200万ユーロと高価格の「限定スペシャルシリーズ」も投入され、利益率は一段と改善するだろう。これはフェラーリの戦略と似ている。フェラーリの株価は、高級車としてプレミアムが付与され、EV/EBITDA倍率17倍で評価されている。ランボルギーニの方が利益率が高いため、新規株式公開(IPO)されればフェラーリと同様の評価基準が採用されるだろう。

 そうなれば、企業価値は70億ユーロと算出される。VW全体の販売台数のわずか0.05%にすぎないランボルギーニの時価総額が、VWの10%を占めることになる。

 ウルスに携わる320人を含め、ランボルギーニの16年の従業員数は1415人だった。これはアウディの総従業員数の1.6%である。フェラーリは3115人だった。アウディはBMWやダイムラーと同様、EV/EBITDA倍率1桁台で評価されている。フェラーリは15年にフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)からスピンオフ(分離・独立)した。(ブルームバーグ Michael Dean)