アクアテクノシステムソリューションズ 深層地下水の普及活動強化

介護施設に設置された井戸と専用水道設備
介護施設に設置された井戸と専用水道設備【拡大】

 アクアテクノシステムソリューションズ(大阪府吹田市)は、深層地下水を使用する「ATSS自家水道システム」の普及活動を強化する。同システムは100メートル以深の井戸を掘削して深層地下水をくみ上げ、濾過(ろか)して飲料用、工業用に使う。深層地下水は有害物質による汚染や水枯れ、地盤沈下などの影響を受けないことから、安定した水源として利用できるという。このため、断水など上水道のトラブルに対するリスクヘッジとしての活用が期待できる。

 導入には濾過システムを含めたプラントを設置する必要があるものの、費用は同社が負担する仕組みで、コスト面でも上水道より安くなるとしている。

 サービス料金は水1トン当たり200円程度。水道料金の全国平均は同300円程度で、水道関連のコストを約3分の2に圧縮できる格好だ。

 すでに、断水などによる生産停止を避けたいコンビニエンスストア向けの食品工場などから問い合わせが多く、全国で60件の受注実績がある。同社は安定した水源を必要とする病院や介護施設、避難場所となる公共施設、大規模商業施設などへの受注活動も積極化する考えだ。