【2018 成長への展望】三菱重工業社長・宮永俊一さん(69) (1/2ページ)


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 ■新中計では財務基盤強固を最優先に

 --経済の先行きは

 「日本経済は成長が続くと思う。AI(人工知能)などの最新技術を使った従来と違う投資を含め、当分の間は(個人消費ではなく)設備投資が経済を牽引(けんいん)するだろう。世界経済も堅調で、よほどの特殊要因がなければこの状態を維持するだろう」

 --昨年1年の経営をふり返って

 「かなりの時間を(開発が遅れている旅客機の)三菱リージョナルジェット(MRJ)に割き、対応を考えた。造船事業と化学プラントや交通システムを含むエンジニアリング事業の分社化、フォークリフト事業の統合といった改革はほぼ終わった。米原発事故をめぐり、米電力会社からの約7600億円の要求に対し、約141億円を支払うよう仲裁の裁定が下ったが、自分たちの主張が通り安堵(あんど)している」

 --MRJは2020年半ばの納期に間に合うのか

 「苦しいことも多いし、テスト飛行が続いていて予断を許さないが、現時点の進み具合を見れば守れるだろう。試験機は現在5機を飛ばしており、ほかに配線の位置を変えたことに伴う最終テストに使うため、新しく2機程度を作ればいいと思っている。追加の試験機は作り始めており、今年中に飛行する」

米イースタン航空が注文をキャンセルする可能性もあるが