グリッドマン、ウルトラマン、キャプテン翼…アニメ市場で相次ぐリメイク 新旧ファン取り込め (1/3ページ)

左から原作者の清水栄一さん、下口智裕さん、ULTRAMAN、神山健治監督、荒牧伸志監督
左から原作者の清水栄一さん、下口智裕さん、ULTRAMAN、神山健治監督、荒牧伸志監督【拡大】

  • 「SSSS.GRIDMAN」ティーザービジュアル (C)円谷プロ
  • 「キャプテン翼」 (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会

 懐かしさと新しさの融合で、アニメーション市場の厳しい競争を突破しようとする動きがある。「ウルトラマン」シリーズの円谷プロダクションが手掛けた特撮ヒーロー番組「電光超人グリッドマン」が2018年秋にテレビアニメ化。「ウルトラマン」の世界をマンガにした「ULTRAMAN」もフル3DCGアニメとなって2019年に公開となる。世界的に人気のサッカー漫画「キャプテン翼」も4月から4度目となるテレビアニメがスタート。かつてファンだった大人から、新作として触れる子供まで広い世代の関心を引いて盛り上がりを狙う。

「大好きなウルトラマンに携わることは光栄」

 1993年からテレビ放送された特撮ヒーロー番組「電光超人グリッドマン」は、コンピューターワールドで起こる事件を少年がヒーローになって解決するという、ネットワーク社会を先取りしたような設定で、早過ぎた作品と言われた。これが2018年秋に完全新作のアニメ「SSSS.GRIDMAN」となってテレビに登場する。

 2017年12月に幕張メッセで開かれたイベント、東京コミコン2017内で実施された製作発表会には、監督を務める雨宮哲氏が登場。集まったファンに「スタッフ一同、がんばらせていただいておりますが、僕らだけでなくファンのみなさんも一緒に盛り上がって行ければと思っています」と話して支援を呼びかけた。

 2015年に1度、短編アニメの企画として「グリッドマン」を手掛けた雨宮監督は、根強いファンの多かった「電光超人グリッドマン」へのオマージュに溢れた映像を作り上げ、評判になった。その時の実績を引き継ぐ形で手掛けることになったテレビアニメ。グリッドマンのデザインは、円谷プロでウルトラシリーズのキャラクターを手掛けてきた後藤正行氏が担当し、脚本もウルトラシリーズでお馴染みの長谷川圭一氏が執筆する。スマートフォンが普及し、ネットワークにいつでもアクセスできる時代ならではのエピソードと、グリッドマンの活躍を見せてくれそうだ。

 「歴史ある作品で、大好きな作品のウルトラマンに携わることを光栄に思います」。東京コミコン2017の会場でそう挨拶したのは、「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズや、最新作のアニメ映画「ひるね姫~知らないワタシの物語~」が世界で評価されている神山健治監督。マンガ「ULTRAMAN」のアニメーション化を、フル3DCGによるアニメ映画「APPLESEED」などで知られる荒牧伸志監督とともに手掛けることになり、2人で製作発表会に臨んだ。

「アニメだがデジタルの特撮だと思っている」