【JAPAN style】「お通しってなに?」 渋谷のんべい横丁がマナー本配布、外国人に好評 (1/2ページ)

居酒屋「会津」店主の御厨浩一郎さんからマナーを聞く外国人客=2017年12月、東京・渋谷
居酒屋「会津」店主の御厨浩一郎さんからマナーを聞く外国人客=2017年12月、東京・渋谷【拡大】

 「他人と会話を楽しむ」「何も飲まずに長時間居座らない」-。体験重視の訪日外国人に、昔ながらの日本を楽しめると東京・渋谷の「渋谷のんべい横丁」が人気を呼んでいる。しかし歴史とともに培ってきた独自の文化やマナーを知らず、店主や常連客のひんしゅくを買うことも少なくない。こうしたトラブルを解消するため、通訳・翻訳会社テンナイン・コミュニケーション(東京都港区)が英語版のマナー集を製作し配布。パンフレット片手に隣の常連客と和気あいあいに酒を酌み交わす外国人が増えてきた。

 この横丁はJR渋谷駅近くにありながら、昭和レトロの雰囲気が漂う。ここに店を構えて50年を超す居酒屋「会津」に昨年12月、東京に住む友人からの口コミで知ったという外国人2人がふらりと訪れた。ビールを頼むと、火曜日を任されている店主、御厨浩一郎さんがパンフレット「渋谷のんべい横丁 文化&マナー」を手渡した。

 カナダからやってきたアラン・デムスキーさんは「横丁のルールを学べて良かった」といい、店主と乾杯したり、後から来たお客さんに話しかけたり「日本の古き良き飲みの文化を体験できた」と喜んだ。赤ちょうちんが似合う古風な居酒屋が集まる独特の雰囲気を撮影できたこともうれしかったという。

 交流に一役買ったテンナインの英語教育事業部プロジェクトリーダー、松本匡史氏は「グローバル化を通じて日本経済の活性化を後押しする企業として、日本人と外国人が文化の垣根を越え円滑なコミュニケーションを交わせるようにCSRの一環として作成した」と説明した。

「お通しの意味が分からない」トラブルも