漁業資源 増える絶滅危惧種、大量消費の見直し必要

 減少が目立つ漁業種の中には、絶滅が心配されるものもある。ニホンウナギやヨーロッパウナギ、アメリカウナギはともに国際自然保護連合(IUCN)によって、絶滅の恐れがある種とされている。中でもヨーロッパウナギは3ランクの中で最も絶滅危険度が高い種だ。高級トロの材料となるミナミマグロ、大西洋と太平洋のクロマグロ、比較的価格が安く日本人が大量に食べているメバチマグロも絶滅危惧種とされている。

 フカヒレ目当ての乱獲が深刻なサメの仲間も近年、多くが絶滅危惧種リストに加わり、漁獲量を減らすべきだとの声が高まっているし、2015年にはマンボウもIUCNによって、絶滅危惧種とされた。ウナギやクロマグロ、ミナミマグロは日本が世界最大の消費国で、漁獲量も多い。「資源保護の責任は大きい」と大量消費の見直しを求める声が内外から上がっている。