【家電Watch】ロボ掃除機、部屋を3D認識 エレクトロラックス

エレクトロラックスのロボット掃除機「PUREi9」を持つ俳優の哀川翔さん(右)と女優の高田万由子さん
エレクトロラックスのロボット掃除機「PUREi9」を持つ俳優の哀川翔さん(右)と女優の高田万由子さん【拡大】

 ■コード類を巻き込まず

 スウェーデン発祥の家電メーカー、エレクトロラックス・ジャパン(東京都港区)は、床上のコード類を巻き込まずに掃除できるロボット掃除機「PUREi9(ピュア・アイ・ナイン)」を3月2日に発売する。実売価格は13万円前後を想定している。

 ◆段差乗り越え

 PUREi9は、カメラと2方向のレーザーにより、部屋全体を3D(3次元)で認識する「3Dビジョンテクノロジー」を採用した。360度回転しながら動いて部屋全体に行き届く上に同じ場所を往復せず、効率のいい掃除を実現する。また、床上の障害物や階段までの距離も正確に判断し、障害物の周りをきれいに掃除し、コード類も巻き込まない。家具を傷つけず、階段からの落下も防止するほか、段差は22ミリメートルまで乗り越えられる。これにより、掃除前に床上にあるものを片付ける必要がなく、ロボット掃除機は事前の準備が面倒というユーザーの不満を解消した。

 同社は、2001年に日本で初めてロボット掃除機「トリロバイト」を発売。PUREi9は17年ぶりの新製品となる。これまでユーザーが抱えていたロボット掃除機に対する不満を解消したモデルと位置付けている。

 同社の長岡慶一社長は、PUREi9について次のように語った。「初代ロボット掃除機を発売した01年当時は、内蔵コンピューターがまだ進化していなく、やるべき仕事に対して機能が追いつかなかった。17年ぶりにロボット掃除機市場に参入する理由は、実利的に2つの課題を解決できたからだ。1つは自動充電機能を搭載できたこと、そして2つ目は掃除機にとって欠かせない掃除の基本性能を高められたことだ」

 掃除性能では、前面から吸引口までが短い「フロントクリーニング構造」を採用。前面から吸引口までの幅が約3センチ、ロールブラシは20.5センチと大型で、大小さまざまなごみを逃さずに吸引する。さらに、三角形構造の「トライアングル・トリニティ・シェイプ」と独立したサイドブラシにより、部屋の隅など届きづらい所まで強力に吸い取る。

 ◆障害物を回避

 運転モードは「オート/スポット」を用意。オートモードでは、フローリングとカーペット、壁際・家具周辺を自動判別し、本体の走行スピードやブラシの回転スピードを最適な状態に調整して稼働する。なお、カーペットを掃除する際は、毛足の長さが23ミリを超えると障害物と判断して回避する。

 無線LAN機能を搭載し、外出先からスマートフォンで操作可能で、運転モードの変更や曜日ごとの運転スケジュールも設定できる。

 自動充電機能では、充電が必要になると自動で充電台に戻り、急速充電(2時間で90%充電)を開始する。運転時間に関係なく、部屋全体がきれいになるまで掃除する掃除再開システムも備える。

 ダストカップは700ミリリットルと大容量を実現。ブラシとフィルターは水洗いでき、簡単に手入れできる。本体サイズは、幅325ミリ、奥行き280ミリ、高さ85ミリ、重量は2.5キロ。運転時間は、通常モードで約40分、ECOモードで約60分。充電時間は約3時間。(インプレスウオッチ)