スバル、燃費データ改竄は「事実」 吉永社長交代も正式発表

会見に臨む次期社長の中村知美専務執行役員(右)と吉永泰之社長=2日、東京都千代田区
会見に臨む次期社長の中村知美専務執行役員(右)と吉永泰之社長=2日、東京都千代田区【拡大】

 SUBARU(スバル)は2日、疑惑があるとしていた「燃費データの改竄(かいざん)」について、実際に行われていたと明らかにした。6月に吉永泰之社長(63)が代表権のある会長に就き、後任の社長に中村知美専務執行役員(58)が昇格する人事も正式に発表。昨年発覚した新車の無資格検査問題のけじめをつけるとして、近藤潤会長ら3人の取締役は退任する。

 吉永氏と中村氏が同日、東京都内で記者会見した。社内の検査員が、一部の新車の最終検査で燃費データを書き換える行為があったと指摘していることは昨年12月に発表していたが、事実だと認めたのは初めて。ただ、品質には問題が生じない範囲だとしている。月内にも調査結果をまとめ詳細を公表する。

 中村氏はこれまで、国内外で営業を担当し、現在は主力市場である米国で現地法人会長を務める。「スバルブランドの大きな方向性はぶれることなく継続し、成長に向けて着実に歩みたい」と話した。吉永氏は最高経営責任者(CEO)にとどまり、品質管理体制の強化を進める。

【プロフィル】中村知美氏

 なかむら・ともみ 慶大法卒、1982年富士重工業(現スバル)入社。経営企画部長などを経て2016年4月から専務執行役員。東京都出身。