テスラCEOはもらいすぎ 報酬2800億円 議決権行使助言会社が勧告 (1/2ページ)

記者会見するテスラのマスクCEO(左)(ブルームバーグ)
記者会見するテスラのマスクCEO(左)(ブルームバーグ)【拡大】

 米電気自動車(EV)メーカーのテスラの株主は、マスク最高経営責任者(CEO)への26億ドル(約2770億円)の報酬支払いに反対すべきだ-。議決権行使助言会社で世界2位の米グラスルイスがこのほどまとめたテスラの報酬計画に関する顧客向けリポートでこう勧告した。こうした動きはマスクCEOが近い将来テスラを去ることはないと投資家を納得させようとする同社の取り組みにマイナスとなる可能性もある。

 また、グラスルイスはマスクCEOに同社株をさらに12%与えることができる内容で、規模が大き過ぎ、他の投資家が保有する株式の希薄化につながると指摘した。今回の報酬計画は今月21日の臨時株主総会で承認を得る必要がある。

 グラスルイスは「報酬計画の規模は桁違いだ」と記し、「マスクCEOに引き続きEV事業に全力を傾けさせるために、なぜ記録的高水準の株式報酬が必要なのかという疑問が生じる」と指摘した。

 支持派はマスクCEOがテスラにとどまり、同CEOの他の野望が株式報酬に優先されることはないだろうと評価する。一方で、既に大富豪でテスラ株を約20%を保有しているマスクCEOが10桁の報酬計画で刺激されるのか、同CEOがテスラを捨てて自身の別のベンチャービジネスに走るのではないかとの投資家の懸念をなだめる措置としてはかなり高額な方法ではないかとの疑問も生じている。

テスラに関与する時間、減らす観測を否定