日産、顔認証導入ずれ込み 福岡の工場、配置変更で

 日産自動車は9日、新車の無資格検査問題を受けて今月末までに計画していた国内6工場への顔認証技術の導入が日産車体九州(福岡県苅田町)で5月にずれ込むと発表した。検査ラインの配置を変更する工事の影響と説明している。

 顔認証の導入は、資格を持たない従業員が最終検査を実施するラインに立ち入れないようにする狙いがある。追浜工場(神奈川県横須賀市)や栃木工場(栃木県上三川町)、オートワークス京都(京都府宇治市)など他の5工場では2月末までに導入を完了し、稼働を始めているという。

 日産は9日、無資格検査を受けた再発防止策の実施状況を国土交通省に報告した。人手不足が背景にあったことを踏まえ、最終検査に携わる正規検査員の数は今月末までに457人と、問題発覚前から3割増やす。対策の進捗を国交省に説明するのは今回が初めてで、今後も四半期ごとに実施するという。