全日空、最新機器の導入や手順見直しが奏功 手荷物預かり作業をスピードアップ (1/2ページ)

全日空のカウンター(奥)で手続き後、預ける手荷物を保安検査員(右端)に渡す乗客=2月8日、宮崎空港
全日空のカウンター(奥)で手続き後、預ける手荷物を保安検査員(右端)に渡す乗客=2月8日、宮崎空港【拡大】

 全日空は、乗客から手荷物を預かる作業をスピードアップしようと、あの手この手を尽くしている。主要空港には最新機器を導入する一方、一部の地方空港では作業手順を大幅に見直した。検査待ちの行列を作らず、乗客に搭乗までの時間を快適に過ごしてもらいたい考えだ。

 待ち時間を短縮

 従来の一般的な預かり手順はこうだ。まず保安検査員が搭乗券を確認した上、荷物をエックス線検査装置に通す。乗客は検査済みを示すシールが貼られた荷物を航空会社のカウンターに運び、係員が再び搭乗券を確認して荷物にタグを付けて預かる-。繁忙時は、どうしても検査装置前に行列ができやすかった。

 昨年11月の新千歳空港出発ロビー。ドラム式洗濯機のような機械10台が並んだ。「バゲージドロップ」と呼ばれ、導入は羽田空港に次ぎ国内2カ所目。乗客はこの中に荷物を置き、簡単な操作によって預けられるようになった。福岡空港にも今夏設置する予定だ。

 新千歳には同時に、荷物がベルトコンベヤーで運ばれる間にエックス線検査ができる「インライン・スクリーニング・システム」も整備された。もし不審物があれば、搭乗ゲート付近で立ち会って調べるため、乗客はバゲージドロップに荷物を入れればその場を離れられる。

 ただ、こうした機器の整備はターミナルの大規模な改修が必要で、航空会社の意向だけでは決められず、多くの空港は導入が難しいのが実情だ。

搭乗券確認は1回だけ、「宮崎方式」とは