訪日客へ「体験型」花見商戦が本格化 撮影スポット設置、名所を散策する宿泊プランも (1/2ページ)

「日本橋桜フェスティバル」の目玉である桜並木のイルミネーションが訪れた人たちを楽しませた=東京都中央区
「日本橋桜フェスティバル」の目玉である桜並木のイルミネーションが訪れた人たちを楽しませた=東京都中央区【拡大】

 桜が開花した東京都心で今月下旬に花見シーズンが到来するのを前に、観光業界などが訪日外国人旅行者向けの「花見商戦」を本格化させている。近年は花見が訪日旅行の主要コンテンツとして急成長。各社はきれいな写真が撮れるスポットを設置したり、体験型のプログラムを充実させるなど力を入れている。

 「何、これー?」。夜の日本橋に女性の歓声が響いた。三井不動産が福徳神社(東京都中央区)参道内で15日から始めたのは、桜をイメージしたイルミネーション「SAKURA TUNNEL(サクラトンネル)」。突如現れた光のショーに、帰宅途中の会社員らが次々とスマートフォンのカメラをかざした。

 サクラトンネルは参道となっているビルの谷間に、満開の桜をかたどった伝統芸能「江戸切り絵」風の天幕を渡した疑似的な“桜並木”。切り絵風デザインの効果で、夜はイルミネーション、昼も桜形の影が参道に映り込む。4月15日まで実施する。

 日本政府観光局によると2017年の訪日客数は2869万人だが4月は7、10月に次ぐ3番目に訪日客の多い月。訪日客をターゲットに据える観光業界にとっても、桜シーズンは中国などの旧正月「春節」に劣らない書き入れ時として定着。膨らむ需要を取り込もうと、日本の伝統文化体験を織り交ぜたイベントや宿泊プランなどに本腰を入れる。

着物をレンタル、桜の名所を散策するプランも