ソニー新CEOは「真面目一辺倒」 楽しさのDNA、継承なるか (1/4ページ)

13年ぶりに復活したソニーの犬型エンターテインメントロボット「aibo(アイボ)」はソニー復権を象徴する(AP)
13年ぶりに復活したソニーの犬型エンターテインメントロボット「aibo(アイボ)」はソニー復権を象徴する(AP)【拡大】

  • 2月2日、社長交代発表の記者会見後に撮影に応じるソニーの平井一夫氏(左)と吉田憲一郎氏(AP)
  • 今年1月、米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES」におけるソニーのブース(AP)

 ソニーの吉田憲一郎社長兼最高経営責任者(CEO)が1日付で就任した。思い切った事業再編で業績を急回復させた前最高財務責任者(CFO)としての手腕には定評がある。しかし、夢や楽しさを追い求めるソニーのDNAを引き継ぐことができるかは未知数だ。

 株価チェック怠らず

 2014年4月にCFOに就任、平井一夫前社長の下でパソコン事業の売却やテレビ事業の分社化など構造改革を断行した。18年3月期の連結営業利益は7200億円と20年ぶりの最高を見込む。2月の社長交代会見では「多様性を強みにしていけるかが課題。より良いソニーを作るため経営チーム、社員とともに取り組む」と語った。

 かつてウォークマンやトリニトロンなど技術で世界を席巻したソニー。しかし革新的な製品を創出できない中、金融から半導体、ゲーム、映画まで扱う複合企業に変化した。ブランド調査を手掛けるインターブランドによると、ソニーの世界ランキングは低下を続け17年は61位。米アップル(1位)や米グーグル(2位)との差は大きい。

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