富士フイルムと対立の株主、米ゼロックスの入札実施意向

 米事務機器大手ゼロックスの大株主で、富士フイルムホールディングス(HD)による買収に反対する実業家、ダーウィン・ディーソン氏は15日までに、ゼロックスの売却先を決める入札を3カ月後にも実施する意向を明らかにした。米ブルームバーグテレビの電話インタビューに応じた。

 富士フイルムHDとゼロックスの合弁会社である富士ゼロックスについても、ゼロックスが弱い立場に置かれていると不満を表明して「現在の条件では解消することになるだろう」と警告した。

 ディーソン氏は、入札をめぐって既に複数の投資ファンドと協議しているとし、富士フイルムHDの参加も受け入れる意向を示した。

 ただ、ゼロックスが13日にディーソン氏と大株主で著名投資家のカール・アイカーン氏と和解し、富士フイルムHDによる買収計画を破棄すると発表したことに対し、富士フイルムHDは「ゼロックスに一方的に契約を終了する権利はない」と訴訟も辞さない構え。入札が実現するかどうかは不透明だ。(ニューヨーク 共同)