【スポーツbiz】「スーパー2」に該当か 新人王獲得、大谷翔平の年俸を考えてみた (1/3ページ)

米大リーグの新人王を獲得したエンゼルスの大谷(リョウ薮下撮影)
米大リーグの新人王を獲得したエンゼルスの大谷(リョウ薮下撮影)【拡大】

 米大リーグ、日本のプロ野球を問わず、目下、来シーズンへの準備が粛々と進む。これからの季節、毎年話題を集めるのが選手の移籍と契約更改。特に来季の参稼報酬、いわゆる年俸がどうなるか。他人の懐具合ながら注目度は高い。

 本来なら、米大リーグのア・リーグ新人王を獲得したロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手(24)の新年俸が、もっと話題になって然るべきである。

 しかし、ご存じの通り、大谷は昨年、大リーグ機構と選手会とが新たに締結した労使協定によってマイナー契約を結ばざるを得なかった。協定は、米国とカナダ、プエルトリコをのぞく25歳未満の外国人選手を獲得する場合に適用され、原則として最低3年間は最低保障年俸でプレーしなければならない。

 来期は65万5000ドル

 今季のメジャー最低保障年俸は54万5000ドル(約6134万円)である。来季はこれが55万5000ドルに引き上げられ、新人王獲得による昇給が10万ドルほどあるとみられるものの、大谷の来季の年俸は65万5000ドル程度にとどまるだろう。

 投手として10試合に先発して4勝2敗、防御率3.31。打者としては104試合に出場し、打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁。いや、成績以上にあの「野球の神様」ベーブ・ルース以来約100年ぶりの「二刀流」がどれほどファンの夢をかき立て、存在が大リーグ全体に大きく貢献したことか。

 だからこそ、149試合に出場し打率・297、27本塁打、92打点を記録したニューヨーク・ヤンキースの主軸打者ミゲル・アンドゥハー内野手を抑えて新人王に選ばれたのである。

 右肘靱帯(じんたい)を痛めて二刀流はシーズン中に断念せざるを得なかったものの、大谷の働きがチームにもたらした影響の大きさは言うまでもない。

WAR1.0=800万ドル