【高論卓説】リコール連発の日産 危機感薄い経営陣、欠落している「ユーザー視点」 (3/3ページ)

日産自動車の本社。クリスマスのイルミネーションが辺りを彩っていた=横浜市西区(松本健吾撮影)
日産自動車の本社。クリスマスのイルミネーションが辺りを彩っていた=横浜市西区(松本健吾撮影)【拡大】

 そんな日産の企業体質に対して、国交省は「再発防止策を出し、経営側が終結宣言を出しても次から次へと不正が続く。日産の問題は根が深い」(幹部)と疑問の声を投げかける。日産にとっては存亡に関わる危機だが、7日の会見に西川(さいかわ)広人社長兼最高経営責任者(CEO)の姿はなかった。これで本当にコンプライアンス(法令順守)を尊重する健全なコーポレートガバナンス(企業統治)を構築できるのだろうか。

【プロフィル】松崎隆司

 まつざき・たかし 経済ジャーナリスト。中大法卒。経済専門誌の記者、編集長などを経てフリーに。日本ペンクラブ会員。著書は多数。昨夏に『東芝崩壊19万人の巨艦企業を沈めた真犯人』を出版。埼玉県出身。