【2019 成長への展望】リスクに見合う保険料率水準を確保 東京海上ホールディングス・永野毅社長 (2/2ページ)

 --自動運転技術の進歩やカーシェアリングの台頭などで、損保会社の収入保険料の約6割を占める自動車保険の在り方は大きく変わるのか

 「長いトレンドの中では間違いなく変わっていくと思う。ただ、国内には8100万台もの自動車保有台数があり、それが一気に変わるのではなく、少しずつ変化していく。その過程ではさまざまな車が混在し、リスクは複雑になってくるので、保険の要請というのはますます強くなる。変化に応じて保険の中身は変えていくが、変化をしっかりと追っていけば、コンスタントな成長をこれからもできる可能性は十分ある」

 --金融事業に相次ぎ参入しているITプラットフォーマーにどう向き合うか

 「できるだけ広く世の中に顧客に保険を届けることをベースに、どことでも柔軟に組んでプラットフォーマーが抱えているマーケットに一緒になって、われわれの商品やサービスを届けたいと考えている。あるときにはライバルになるかもしれないが、そこは是々非々で基本的には提携していく」

【プロフィル】永野毅

 ながの・つよし 慶大商卒。1975年東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。東京海上日動火災保険社長などを経て2013年から現職。高知県出身。