【2019 成長への展望】海外スタートアップ企業に本格投資 MS&ADホールディングス・柄沢康喜社長 (2/2ページ)


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 --自然災害が多発し、今年の保険金支払額が大幅に膨らむ見通しだ

 「5000億円近い支払いになる見込みだが、大規模災害に備えた再保険に入っており、負担の約6割はそこから賄われる。また、支払額が一定規模になると積み立てている『異常危険準備金』の取り崩しができる。火災保険の保険料算出の目安になる『参考純率』が昨年引き上げられており、秋ごろに若干の値上げを予定している。取り崩した準備金を一定水準まで積み増すことも必要だ」

 --リスク管理態勢の見直しに取り組むか

 「自然災害については長期安定的な補償を提供していく義務があるが、企業や個人に対してはきめ細かな防災・減災サービスを提供しながら中長期的にリスク量や被害を極力小さくしていく必要がある」

【プロフィル】柄沢康喜

 からさわ・やすよし 京大経卒。1975年住友海上火災保険(現三井住友海上火災保険)入社。同社経営企画部長、社長などを経て2014年から現職。長野県出身。