【2019 成長への展望】LINE証券設立で顧客の裾野拡大 野村HDG・永井浩二最高経営責任者 (2/2ページ)


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 --働き方改革への取り組みは

 「帰社時間を早くするだけでなく、いかに業務を効率化できるか。営業店のオペレーションも含めて。具体的に分かりやすいのはペーパーレス化。コピーする時間や資料を準備する時間、こうした無駄な時間を減らして全体の働く時間を改善しようとしている」

 --今年サービスを立ち上げるLINE証券の狙いは

 「実は野村証券は、オンライン証券の口座数350万を誇るネット証券。なのにそこに注力してこなかったからサービスが今一つで、サービスの質を変えなければいけない。加えて証券は間口が狭い。社会人で銀行口座を持っていない人はいないが、証券会社は敷居が高く、みな退職してから口座を作る。この間口をどう広げていくかがポイントになる。野村ブランドでない方がいいかも、というのもあった」

 --若い顧客の獲得という意味合いもあるのか

 「若い世代は少額でも長期で投資していくことがポイントになる。課題はそのきっかけがつかめないことなので、LINEは入り口としていいのではないか」

【プロフィル】永井浩二

 ながい・こうじ 中央大法卒。1981年野村証券入社。京都支店長、副社長などを経て2012年野村ホールディングス執行役員、同年8月から現職。東京都出身。