【経済インサイド】優勝賞金1億円超えも eスポーツの市場拡大は本物か (1/3ページ)

eスポーツ「クラロワリーグ世界一決定戦」準々決勝で北米代表(左)と対戦する日本代表=千葉・幕張メッセ
eスポーツ「クラロワリーグ世界一決定戦」準々決勝で北米代表(左)と対戦する日本代表=千葉・幕張メッセ【拡大】

  • 記者会見する日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長=平成30年12月13日、東京都品川区
  • eスポーツの世界大会でトロフィーを掲げる優勝者=平成30年12月16日、千葉市

 コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」。大手コンサルティング会社も事業に参入し、ゲーム業界の外へとビジネスチャンスの広がりも見せ始めた。国内でも優勝賞金が1億円を超える大会が開催されるなど話題性も手伝って、認知度も高まりつつある。果たして市場拡大の勢いは本物なのか? 普及元年になる1年の幕が上がった。

 専門部署立ち上げ

 PwCコンサルティング(東京都千代田区)は昨年11月、eスポーツ支援を専門とする「eスポーツ事業推進室」を設立した。プロチームの立ち上げに向けた事業企画から、選手の引退後のセカンドキャリア支援まで手掛ける。

 eスポーツ関連ビジネスへの参入を目指す企業に対して、大会やチームの運営をサポートするほか、選手の募集や採用をアドバイス、大会の賞金獲得やグッズ販売など収益化の計画を立てる。

 データ分析のノウハウを活用した選手育成やゲームの戦術アドバイスなども行う。人工知能(AI)を使って実際の競技を分析、選手の技術やゲームで勝つための戦術を高める。桂憲司常務執行役員は「eスポーツでは男女や身体障がい者など、いろいろな人の垣根を越えられる」と社会的意義を強調、「ビジネスとしても力を持っている」と語る。

市場規模は前年比13倍