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ビール大手4社決算、国内ビール縮小も3社が増収 30年12月期

 ビール大手4社の平成30年12月期連結決算(国際会計基準)が15日、出そろった。国内ビール市場が縮小する中、海外事業で明暗を分けた。サントリーホールディングス(HD)、アサヒグループHD、キリンHDの3社が増収を確保し、国内、米国市場で苦戦したサッポロHDは減収となった。31年12月期の見通しは各社とも増収を見込む。

 サントリーHDは、米子会社ビームサントリー事業や傘下のサントリー食品インターナショナルの「サントリー天然水」など飲料が好調に推移して、国内ビール市場の縮小を補い、増収を確保した。最終利益は米国の会計上の税制改正の影響を受けて減益となった。

 アサヒグループHDは売上高、営業利益、最終利益など全項目で過去最高を更新。海外事業の中でも欧州ビール事業が好調で、増収増益を牽(けん)引(いん)した。国内はビール類などの酒類事業の減収を飲料事業と食品事業がカバーした。

 キリンHDは、傘下のキリンビールが発売する第3のビール「本麒麟」のヒットでビール類全体の売り上げが3年ぶりにプラスに転じ、増収につながった。31年12月期は3年ぶりとなる売上高2兆円を見込む。

 サッポロHDは海外事業でも米国クラフトビール事業の不振が響き、特別損失を計上した。主力事業の国内酒類事業で昨年8月発売の缶チューハイ「99・99(フォーナイン)」が貢献したものの、発泡酒や第3のビールがふるわなかった。

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