大阪都心部の時給「引き上げ限界」 バイトに頼らない態勢づくりに軸足 (1/2ページ)


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 人手不足を背景に上昇を続けていた大阪都心部のアルバイト時給の伸びが鈍化してきた。採用する側に「引き上げは限界」という考えが広がり、バイト集めよりもバイトに頼らない職場づくりに軸足を移すケースが増えたためだ。求人広告大手アイデムが運営するアイデム人と仕事研究所は「時給を上げる余力がない事業者は、いかにアルバイトを採用せず対応していくかという方向に関心がシフトしてきた。今後、営業時間を短縮するような対策をとる事業者が増える可能性がある」と分析している。

勢いに衰え

 アイデムによると、今年1月の大阪市のパート・アルバイトの募集時平均時給は1055円で、前年同月比3.9%マイナス(前年同月は14.1%プラス)だった。昨年1月に大阪市内の複数のドラッグストアが高時給の専門職を大量に募集し、想定以上の高値となっていた側面もあるというが、「昨年よりも勢いが衰えたのは間違いない」(同研究所)とする。

 一方、兵庫県の今年1月の平均時給は前年同月比3.7%プラス(同2.5%プラス)、京都府は同6.0%プラス(同増減なし)だった。いずれも時給は伸び続けており、大阪市とは異なる状況となっている。

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