経済インサイド

生保はなぜ大学と連携してデータサイエンティストを育成するのか (1/3ページ)

 生命保険各社が理系人材を求めている。保険とITを融合させた「インシュアテック」の進展に伴い、生保が抱える個人情報という「宝の山」を解析してビジネスにつなげる「データサイエンティスト」の育成が急務になっているからだ。各社は大学などと連携し、ITに強い専門的な人材の育成を進めている。

 生保の顧客情報は宝の山

 「AI人材、データサイエンティスト、日本全体でこの人材が不足しているのは間違いない」。第一生命保険の渡辺光一郎会長は、3月に開かれた同社と東京理科大とが結んだ包括連携協定の式典でこう語った。

 この連携は先端理系人材の育成に加え、東京理科大からのインターンシップ(就業体験)を受け入れて会社に興味を持ってもらう狙いもある。同社は今年度からデータマネジメント室を新設。グループ全体で抱えるさまざまなデータの利活用の効率化を図る狙いだ。

 住友生命保険も来年4月入社の新卒採用から、専門人材の採用枠を設置、対象者のインターンシップを行っている最中だ。現在いる社員も社外の研究会などに参加させているほか、データサイエンティスト育成のためのプログラムを開始している。

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