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夏の南紀白浜を手ブラで 顔認証が本格化した理由は (1/3ページ)

 関西を代表する観光地のひとつ、和歌山県白浜町で、顔認証によるキャッシュレス決済の実証実験が行われている。事前に顔写真やクレジットカードの情報をシステム上に登録しておけば、さまざまな施設を「顔パス」で利用できる仕組みだ。温泉やビーチで財布を持ち歩く煩わしさの解消に顔認証が適しているといった事情もあり、参加企業には手ぶらで周遊観光できるリゾート地として、白浜の魅力を高める狙いがある。(前川康二)

 実証実験は「IoTおもてなしサービス」。南紀白浜空港を運営する株式会社南紀白浜エアポートが、IT大手のNECなどと協力して行っている。同空港は県が運営権を譲渡する方式で4月に民営化されており、実験は利用者増に向けた民間ならではの取り組みとして、1月から先行実施されてきた。

 利用者は、事前にスマートフォンか空港に設置する専用端末で専用サイトにアクセス。名前やID、自身の顔写真、決済に使うクレジットカード情報などをデータベースに登録する。施設に設置されている顔認証用のカメラが顔を読み込んで個人が認識され、システムに連動する各種サービスが受けられる仕組みだ。

 実証実験には南紀白浜空港のほか、ジャイアントパンダが人気のレジャー施設「アドベンチャーワールド」、海を望む大浴場や露天風呂のある大型宿泊施設「ホテルシーモア」など、さまざまな業態の地元施設5施設が参加している。

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