プロジェクト最前線

アエラホーム「クラージュDプラス」 「北海道基準」高断熱、同一価格で実現 (1/4ページ)

 戸建て住宅メーカーのアエラホームは、自社の最上位モデル「クラージュ」の販売価格をそのままに、屋根と壁の断熱材の厚さを約2倍にした新商品「クラージュDプラス(ディープラス)」を投入した。断熱性を高めるようと住宅メーカーがしのぎを削る中、クラージュは建物全体をアルミ箔面材付断熱材ですっぽりと覆った上、屋根・壁・床の内側にも断熱材を加えた“ダブル断熱工法”と強い日射を受ける屋根と壁の遮熱性能で他社との差別化を図った。さらに、断熱材の厚さを増したクラージュDプラスは、国内最高の断熱基準である“北海道基準”をクリアし、寒暖の厳しい季節も快適に過ごせるという。

 屋根材料の厚さ倍増

 2005年7月に発売されたクラージュは、外張りダブル断熱の家として、国が定める13年の省エネルギー基準を大幅にクリアした高気密・高断熱・高遮熱住宅だ。ただ、競合メーカーも断熱性能を高めるための技術開発に余念がない。販売現場からも、「コストを抑えながら、断熱性能を上げてほしい」という期待が高まっていた。こうして今年5月、各部署から精鋭が集まったプロジェクトチームが結成された。

 10月には消費税率引き上げを控えており、現場からは少しでも早い商品の発売が求められていた。チームの一人、設計監理課の有馬良行課長によると、「うちの強みである高性能の断熱材、キューワンボードを最大限に生かそう」と考えた。屋根と壁の断熱材の厚さを約2倍にするアイデアが生まれ、結成からわずか2カ月余りの7月に発売にこぎ着けた。

 競合他社は、断熱性能を高める研究開発に力を注いでいる。断熱性能を上げるために構造体の外側と内側に断熱材を重ねるダブル断熱を採り入れるメーカーも増えてきたが、その多くは壁だけをダブル断熱としている。屋根・壁・床のダブル断熱を採用するのはアエラホームだけだ。

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