テクノロジー

300ミリの豪雨に対応 防災科研と住宅メーカーが耐水害住宅の公開実験

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と住宅メーカーの一条工務店(東京都江東区)は2日、防災科研内の大型降雨実験施設で、ゲリラ豪雨や洪水に対応できる「耐水害住宅」の公開実験を行った。

 耐水害住宅には、床下の換気口に外部から水が流入すると、内部のフロート弁が浮き上がり水の浸入を防ぐ対策がされている。家屋の水没を防ぐため、止水性能が強く自動車のドアにも使われているパッキン形状の玄関扉を用いた。

 実験では、観測史上最大雨量に相当する毎時300ミリの雨を再現し、耐水害住宅と一般住宅を比較した。一般住宅は、家屋内に水が入り込みリビングのソファやテーブルが浮いていたが、耐水害住宅は内部に変化はなく、実験後も床暖房やエアコンも作動した。

 耐水害住宅を開発した一条工務店の担当者は「普及すれば、避難所から戻ってすぐに生活できる」と話す。年内の商品化を目指しており、価格は一般住宅より50万円程度高くなる予定という。

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