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「ムラの論理」を外にも求め…日本企業は外からは謎な「闇ルール」が多すぎる (2/4ページ)

 では、日本は、西欧文明に加わったのか。そうは言えないと思う。日本は日本の独自性を残しているからだ。

 世界の大文明を理解する「4行モデル」

 世界の大文明の人びとの行動様式を、4行モデルで表わすと、

 (1)まず自己主張をする。

 (2)相手も自己主張している。

 (3)このままでは、紛争になる。

 (4)○○○○があるので、大丈夫。

 のように書くことができるのだった。○○○○のところには、西欧キリスト教文明の場合は「法律」、イスラム文明の場合は「イスラム法」、ヒンドゥー文明の場合は「人びとが別々の法則に従っている」、中国儒教文明の場合は「順番」が入る。

 まずは、「相手の様子をみる」

 では、日本人の行動様式を、4行モデルで表すとどうなるか。それは以下のようになる。

 (1)自己主張する前に、まず相手の様子をみる。

 (2)相手も、同じことをしている。

 (3)このままではなにも決まらない。

 (4)みなで話し合って、決める。

 世界の大文明の人びとと日本人とでは、行動様式が根本的に異なっていることに注意しよう。

 1行目がまず、異なる。「まず自己主張をする」ではない。日本人は、「相手の様子をみる」。

 自己主張するのは、それが最適な生存戦略だからだ。自己主張しなければ無視され、不利になる。日本人が、自己主張をあと回しにして、相手の様子をみるのは、そのほうが安全だから、やはり生存戦略のためである。日本では、ほかの人びと違って突出することは、攻撃されやすく、危険なことなのだ。

 ぜひ注目してもらいたいのは、4行目、「みなで話し合って、決める」である。

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