近ごろ都に流行るもの

河野大臣効果で人気 「ウッドウオッチ」は個性的で人にやさしい (3/3ページ)

 河野氏の影響を聞いてみると、「すごくあって、前年同期比2割増の売れゆき。仙台で買ってくれた方も5人に1人は大臣のおかげかな」と坂井さん。催事客の半数はリピーターだが、話題性で新規客が上乗せされた格好だ。

 有名俳優やスポーツ選手が愛用するなど知る人ぞ知る腕時計で、客層は20~80代の男女と幅広い。価格は2万円から。

 人と違ったものが欲しい、金属アレルギー、木婚式(結婚5周年)の記念に…など目的もさまざま。

 本国カナダよりも日本の方が売れているのは、「木のぬくもりを好む国民性に合っているからでは」と坂井さん。そして、「日本の縦型の男性社会の中では、腕時計選びは難しい」とも指摘した。「一目でわかる高級時計を営業マンが取引先に着けていくのはアウト…。木の時計なら、そんな面倒から解放される。それも都合がいいのでしょう」

 販路拡大の予定はなく今後も全国百貨店の催事が中心。直近では10月16~22日、大丸東京店で予定されている。

 「竹腕時計」でネット検索すると上位表示される、京都市の時計工房「デデグモ」のバンブー(竹)ウオッチ(9720円)も恩恵を受けていた。「3年前からの商品ですが、河野大臣の腕時計が話題になった最初の3日間で普段の20~30倍売れて、一時は在庫切れになった」と、電話取材に答えてくれた。

 木や竹はカジュアルな素材だけに、フォーマルでの着用はマナー違反? との不安も持たれていたが、外交の場で大臣が着けたことから“堂々解禁”といえよう。良くも悪くも、閣僚の影響力は意外な所にまで及ぶ。そんなことを示す一件であった。

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