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関西企業、アフリカ進出加速 携帯電話決済普及機に ロート・クボタ…

 アフリカに進出する関西企業が増えている。人口10億人を超える巨大市場で、携帯電話を使った決済の普及により銀行口座を持たない消費者層の購入が伸びているからだ。商機をつかもうと幅広い業種で展開を進めている。

 ロート製薬は9月、エチオピアで目薬「ロートアイス」の販売を始めた。紫外線が強く、目の乾燥や充血を抑える目薬の需要が見込めると判断した。現在は日本から輸出しているが、現地生産に移行してコスト競争力を高めることも検討する。広報担当者は「眼病予防で目薬を使う習慣を根付かせたい」と意気込む。

 日用品メーカーのサラヤ(大阪市)は2014年にウガンダで手指向けのアルコール消毒剤の現地生産を始めた。ウガンダの病院や空港のほか、ケニアなど周辺の国にも流通しており「工場がフル稼働状態」(広報担当者)という。

 クボタは国際協力機構(JICA)と連携し、20年からナイジェリアで小規模農家向けに耕運機の普及を目指した実証実験を始める予定だ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、アフリカでの携帯電話決済はチャージ機能を利用したもので、身分証と携帯電話、現金を代理店に持って行けば数分で手続きが完了する。分割払いも可能になる。ただ中東アフリカ課の高崎早和香課長代理は「法規制が不透明で、現地政府との関係構築や入念な準備が必要だ」と注意を促した。

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