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「はやぶさ2」地球へ出発 小惑星探査、次の旅は火星 来年末帰還

 探査機「はやぶさ2」が13日午前10時5分、地球への帰還に向け小惑星「リュウグウ」を出発したと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。約8億キロを飛行して来年末、6年ぶりに地球へ戻る。

 はやぶさ2は地上から送った信号に従い姿勢制御用のエンジンを噴射し、高度20キロの通常位置から秒速9.2センチで上昇を開始した。機体は正常という。

 来月3日以降、機体を加速するためのイオンエンジンの連続運転を開始し、帰還に向けた本格運用に入る。地球の上空に到達すると、採取したリュウグウの物質を納めたカプセルが切り離され、オーストラリアの砂漠に落下する。

 統括する津田雄一プロジェクトマネージャは「貴重なお土産と、夢中なひとときをくれたリュウグウをついに出発します」とのコメントを発表した。

 はやぶさ2は初代はやぶさの後継機で、2014年に地球を出発し、約32億キロを飛行して昨年6月にリュウグウに到着。計2回の着地に成功し、地表と地下の物質を採取したとみられる。

 物質を無事に回収できれば、太陽系の歴史や生命の起源に迫る手掛かりが得られると期待されている。

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