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深海の岩石から微生物 火星の生命探る手掛かり

 南太平洋の深海底で採取した1億年前の岩石の割れ目に、微生物がすみ着いているのを見つけたと、東京大の鈴木庸平准教授(地球惑星科学)のチームが5日発表した。

 海中の微生物が岩の割れ目に入り込んだとみられる。餌となる有機物に乏しい極限環境だが、鉱物の反応による化学エネルギーで生き延びていたらしい。

 鈴木准教授は深海底と似た環境がある火星の地中で生命の痕跡を探る米航空宇宙局(NASA)の国際プロジェクトに参加している。「数十億年前の火星は温暖で水にあふれていた。かつて進化した微生物が火星の地中でも生き延びている可能性がある」とみている。

 チームは米国の掘削船で水深5700メートルの海底を掘って玄武岩を採取。調べると岩の割れ目の粘土に微生物が密集して生きていた痕跡があった。すでに冷え切った溶岩だが、微生物が生きるのに十分なエネルギーが供給されていたとみられる。

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