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情報収集衛星打ち上げは2月以降 地上設備の配管に穴、塩害か

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、同日午前に鹿児島県の種子島宇宙センターで予定していた政府の情報収集衛星光学7号機を搭載したH2Aロケット41号機の打ち上げを、2月以降に延期すると発表した。機体に窒素ガスを供給する地上設備の配管に穴が見つかり、原因究明や対策に時間がかかるため。

 打ち上げ作業を指揮する同社の田村篤俊宇宙事業部副事業部長は「打ち上げ中止となり、期待に応えられず残念。きちんと原因を究明して対策を講じ、打ち上げ成功に向けて全力を尽くしたい」と謝罪した。

 同社などによると、穴は直径約5センチ。配管は鉄製で約30年前に建物の外に設置された。同センターは海沿いにあるため、塩害による腐食が考えられるという。

 ロケットの機体を発射地点まで移動させた後の27日深夜、機体の温度管理に使う窒素ガスの供給を始めたところ急に圧力が低下。配管内を窒素ガスが流れたことで穴が生じた可能性があるという。昨年12月23日に配管を点検した際は、異常は見つからなかった。

 配管の耐用年数は15年間で、その後も点検しながら使用。背景には、同センターで問題視される施設の老朽化があるとみられる。

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