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機能性表示食品の市場拡大 5年で10倍、コロナも影響

 「おなかの調子を整える」「脂肪の吸収を抑える」といった表示ができる機能性表示食品が好調だ。2015年に制度化されて以降、民間企業の調査で市場規模は5年間で約10倍に拡大。新型コロナウイルス感染防止のために生活様式が変わったことを反映し、売り上げが急増した商品もある。

 調査会社の富士経済(東京)によると、機能性表示食品全体の市場規模は20年に3007億円に達すると予想。15年の305億円から急増している。生活習慣病の予防をうたったものが多く、お茶などの既存商品を機能性表示食品にリニューアルする例もあるという。

 ファンケルでは20年度上半期の通信販売での売り上げで、体脂肪を減らす「内脂サポート」が前年同期比17%増、高めの血圧を下げる「血圧サポート」は50%増となった。広報担当者は「コロナの影響で生活習慣が変わり、運動不足を気にする人が増えたことが影響したのでは」と分析する。

 機能性表示食品は、国が効果を審査する特定保健用食品とは異なり、販売する企業の責任で機能性を表示する。開発費が抑えられるため参入しやすい半面、第三者による客観的な効果が担保されないという課題もある。ある企業の担当者は「多くの企業が責任を持って表示をする一方、機能性表示食品の人気に便乗する悪質な業者もある。消費者には注意を払って選んでほしい」と呼び掛ける。

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