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JR西、新幹線での貨物輸送の事業化検討

 JR西日本の長谷川一明社長は18日の記者会見で、新幹線を使った貨物輸送の事業化を検討すると発表した。JR東日本グループと連携し、北陸新幹線の車内販売準備室に鮮魚などを積み、金沢駅から東京駅へ運ぶ計画だ。JR西は、新型コロナウイルス禍で鉄道収入が減少する中、速達性と定時性のある新幹線を生かして新たな収益の柱を生み出せるか見極める考えだ。

 JR西は昨年、東京で開催されたイベントに合わせて、JR東などと協力し北陸新幹線に鮮魚を積んで東京駅まで輸送した経験がある。今後、北陸地方での荷主の開拓や首都圏での配送網の確保を含め、事業化に向けた検討を進める。相互直通運転する山陽・九州新幹線では今年2月から、JR九州と連携し九州地方の特産物を積み、鹿児島中央駅から新大阪駅まで輸送する実証実験を始める。新大阪駅で在来線に積み替え、大阪駅や京都駅までの輸送についても検証する。

 新幹線を使った貨物輸送をめぐっては、JR東が昨年10月から車内販売用のスペースに鮮魚などを積んで仙台駅から東京駅までの定期輸送を始めている。

 長谷川氏は「鉄道の定時性を生かして当日受領が可能となる荷物輸送の新しい価値を創出し、地産品の発掘、発信に貢献したい」と述べた。

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