高校生がiPS細胞で実験 京都大iPS細胞研究所

京都大iPS細胞研究所で実験を体験する高校生ら=17日午後、京都市
京都大iPS細胞研究所で実験を体験する高校生ら=17日午後、京都市【拡大】

 京都大iPS細胞研究所は17日、山中伸弥教授による人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製成功の発表から今年で10年になるのを記念し、高校生を招いたiPS細胞を用いた実験教室や、一般向けの研究棟の見学ツアーを開いた。

 実験教室では、募集に応じた兵庫や宮崎など1府4県の高校生が、iPS細胞を蛍光色素で染めて光らせて特殊な顕微鏡で観察した。見学ツアーでは、研究棟内の医療用細胞の調整施設が初めて一般に公開された。

 兵庫県西宮市の高校1年山下真央さん(16)は「本物のiPS細胞に触れられた。想像していたより地道な作業だったので、研究者には忍耐力が必要だと思った」と話した。

 人のiPS細胞は2007年11月、山中教授らが作製を発表。山中氏は12年にノーベル医学生理学賞を受賞した。