朝鮮総連の傘下「金剛保険」、差し押さえ直前に50口座から8000万円引き出し

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の保険会社「金剛保険」(東京)が、整理回収機構(RCC)の債権回収を免れるために資産を隠したとされる強制執行妨害事件で、金剛保険がRCCの差し押さえ直前、約50口座から保有資産計約8千万円を引き出していたことが18日、関係者への取材で分かった。17日に同社の関係先を一斉捜索した警視庁捜査2課は押収した資料を分析し、現金を引き出した目的などを調べる。

 関係者によると、金剛保険をめぐっては、RCCからの差し押さえの申し立てを受けた東京地裁が昨年12月、預金約1億3千万円の差し押さえを決定。金融機関が差し押さえを執行しようとしたところ、約50口座から約8千万円が引き出されていた。資産を移し、差し押さえの執行を妨害した疑いが持たれている。

 RCCは、平成11年に経営破綻した朝銀東京信用組合が保有していた金剛保険への債権約10億円を引き継ぎ、回収を続けてきた。

 全国の朝銀信用組合が多額の不良債権を抱えて倒産した後、金剛保険や朝鮮総連本体の持つ債務の大部分が回収できておらず、事実上の踏み倒し状態になっていると指摘されている。