【リニア入札不正】大手ゼネコン4社、10年以上情報交換 鹿島建設・清水建設を家宅捜索 大林、大成も捜索へ 東京地検特捜部と公取委 独占禁止法違反容疑 (1/2ページ)

大手ゼネコン4社のJVが受注した工事
大手ゼネコン4社のJVが受注した工事【拡大】

  • リニア中央新幹線建設工事の入札不正事件で鹿島建設の家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=18日午前、東京・元赤坂(桐山弘太撮影)
  • リニア中央新幹線建設工事の入札不正事件で、家宅捜索が行われた清水建設の本社ビル=18日午後、東京都中央区(福島範和撮影)

 リニア中央新幹線建設工事をめぐり、「スーパーゼネコン」と呼ばれる大手4社の営業担当者が10年以上前から月1回程度、会合で受注について情報交換していたことが18日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部と公正取引委員会は同日、不正な受注調整をしていた疑いがあるとして、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑でゼネコン大手の鹿島建設と清水建設(いずれも東京)の本社などを家宅捜索した。

 特捜部などは、最難関の工事といわれる「南アルプストンネル」(全長25キロ)や駅の建設工事などでも大手4社で受注調整していた疑いがあるとみて、近く大林組、大成建設(同)も同容疑で家宅捜索する方針。

 リニアは東京(品川)-大阪間を67分で結ぶ総工費9兆円の巨大プロジェクト。リニア関連工事では22件のうち7割に当たる15件の工事を、鹿島、清水に大林組、大成建設を加えたスーパーゼネコン4社を代表とする共同企業体(JV)が3~4件ずつ分け合う形で、ほぼ均等に受注している。

 特捜部は、このうち名古屋市の「名城非常口」新設工事の入札で不正があった疑いがあるとして、偽計業務妨害容疑で工事を受注した大林組本社を今月8、9日に捜索した。