スパコン「ペジー」社長を起訴 別の助成金も詐取か、国から100億円 特捜部捜査 (1/2ページ)


【拡大】

 スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業をめぐる国の助成金不正受給事件で、詐欺容疑で逮捕された「PEZY Computing(ペジーコンピューティング)」(東京都千代田区)社長の斉藤元章容疑者(49)が、逮捕容疑とは別の助成金も詐取していた疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。斉藤容疑者が経営に携わるスパコン関連会社にはこれまで国から計約100億円の公的資金の投入が認められており、東京地検特捜部は全容解明を急ぐ。

 斉藤容疑者は元事業開発部長の鈴木大介容疑者(47)と共謀し、経済産業省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から助成金約4億3100万円をだまし取ったとして逮捕された。特捜部は25日、詐欺の罪で斉藤容疑者と鈴木容疑者を起訴した。

 斉藤被告はペジー社のほかにも「ExaScaler(エクサスケーラー)」や「ウルトラメモリ」などスパコン関連会社4社の運営に携わっていた。関係者によると、斉藤被告はスパコン開発費の捻出に苦労していたとされる。ウルトラメモリ社への業務委託費を水増しし、虚偽の実績報告書をNEDOに提出していたという。

 斉藤被告は関連会社への「外注」を装うことで、事業費水増し発覚を逃れようとした可能性があり、逮捕容疑とは別の助成金についても不正受給していた疑いがあるという。

「暁光」に実用面での課題指摘する声も