スパコン不正受給 別の助成金詐取の容疑で会社社長らを再逮捕

スパコン性能ランキングの表彰状を背にする斉藤元章容疑者=7月、東京都千代田区
スパコン性能ランキングの表彰状を背にする斉藤元章容疑者=7月、東京都千代田区【拡大】

 スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業をめぐる国の助成金不正受給事件で、東京地検特捜部は4日、別の助成金も詐取していたとして、詐欺容疑で「PEZY Computing(ペジー・コンピューティング)」(東京都千代田区)社長の斉藤元章被告(49)と元事業開発部長の鈴木大介被告(47)=いずれも詐欺罪で起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、経済産業省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「戦略的省エネルギー技術革新プログラム実用化開発」対象事業への助成金をだまし取ろうと計画。平成26年4月、事業に約9億1600万円の費用がかかったと水増しした虚偽の実績報告書を作成するなどして、約1億9100万円をだまし取ったとしている。

 斉藤容疑者らは、同様の手口で26年に助成金約4億3100万円をだまし取ったとして、昨年12月に起訴されていた。この事件について、斉藤容疑者は調べに対し「別の研究開発に充てるため資金が必要だった」と容疑を認めていた。

 ペジー社のホームページによると、斉藤容疑者からは同社社長の辞任届が提出されており、関連会社の役員も辞任する意向という。