はやぶさ2、エンジン連続噴射開始 リュウグウ到着へ最終段階

小惑星「リュウグウ」の物質を採取する「はやぶさ2」の想像図(JAXA提供)
小惑星「リュウグウ」の物質を採取する「はやぶさ2」の想像図(JAXA提供)【拡大】

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、小惑星「リュウグウ」を目指している探査機「はやぶさ2」が、リュウグウ到着に向けて最終段階となるイオンエンジンの連続噴射を始めたと発表した。6月下旬に上空20キロに着き、約1年半、岩石の採取などに取り組む。

 JAXAによると、リュウグウまでは残り約350万キロ。エンジンを6月上旬まで噴射して距離を縮める。正常に動かないと到着が遅れたり、たどり着けなくなったりする可能性がある。

 探査では主に、衝突装置で作る人工のクレーター内など計3カ所に着陸して岩石を採る。順調なら10月下旬に1回目の着陸を試みる。岩石を入れたカプセルは2020年末に地球に届く予定。

 リュウグウは直径約900メートルのほぼ球形で、地球や火星の軌道の近くを通りながら太陽の周囲を回る。太陽系ができた46億年前の物質や、生命の起源の手掛かりとなる水や有機物があると期待される。