ベトナムのUー23チームが準決勝のカタール戦に勝利したあと、首都ハノイのホアン・キム湖前に繰り出した人々=1月23日(AP)【拡大】
ベトナムは、サッカーのU-23(23歳以下)アジア選手権大会で同国初となる決勝進出を果たし、首都ハノイを中心に大きな盛り上がりをみせた。1月27日に中国の江蘇省で行われたウズベキスタンとの決勝戦では延長の結果1-2で敗れたものの、センセーショナルな快進撃に国内からは惜しみない賛辞が贈られた。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。
決勝後に帰国した選手・関係者と面会したグエン・スアン・フック首相は「決勝で惜敗したとはいえ、チームのフェアプレー精神はベトナムの国民性を見事に体現するものだった」と述べ、チームが起こした「奇跡」を称賛した。
チームの健闘をたたえるためにハノイのスタジアムに集まった約4万人の群衆を前に、ルオン・スアン・チュオン主将は「この大会の結果を喜んでくれた人がたくさんいることをうれしく思う。これからもさらに大きな幸せを届けられるよう全力を尽くしたい」と述べた。