浴衣で熱戦! 「まくら投げ」で温泉街を活性化へ 全国大会開催の伊東市 (1/3ページ)

 修学旅行で誰もが経験のある「まくら投げ」。今、この「まくら投げ」が競技化され、「まくら投げ日本一」の称号をかけた全日本大会が静岡県伊東市にて定期開催されている。

▽高校生のアイデアから競技として進化

 発端となったのは、静岡県立伊東高校城ヶ崎分校の生徒が「まくら投げ」の競技化を発案し、「デザセン2010」(全国高等学校デザイン選手権大会/東北芸術工科大学)で準優勝・市民賞、高校生賞を受賞したことだ。

 そこに、「何かユニークなオリジナルイベントで伊東温泉を盛り上げたい」と考えていた伊東市と伊東観光協会が着目。実際に細かくルールを定めて競技として確立させ、子供から大人までが参加できる全日本大会を立ち上げた。

浴衣や畳、布団などを使って実施される「まくら投げ」の競技。ユニークな設定だが、まくらを投げ合う選手は真剣そのもの

浴衣や畳、布団などを使って実施される「まくら投げ」の競技。ユニークな設定だが、まくらを投げ合う選手は真剣そのもの

 競技方法を簡単に言うと、8人編成の2チームが左右に分かれてまくらを投げ合って相手にぶつけるというもの。敵の「大将」(各チームで1人設定)にノーバウンドでまくらを当てれば勝ちとなる。各チームの陣地には畳が敷かれ、競技者は浴衣を着用し、防御には掛け布団を使う。

 さらに、「先生が来たぞォ~」の掛け声で正座するなど、遊び心満載のルールとなっている。

▽認知度も大会規模も年々拡大

 初回となる2013年の大会は、市内・県内を中心とした18チームの参加による小規模なものだった。それが、大会の面白さが口コミで広がり、マスコミにも取り上げられて全国的な認知度もアップし、申し込み者数は年々増加。従来は1日間のみの開催だったのを第4回大会からは2日間に拡大し対応している。

観光地の魅力発信に効果