はれのひ元社長、コンサルから自らもレンタル業に やり手、ベンツで顧客訪問

伊勢佐木警察署に入る「はれのひ」の篠崎洋一郎元社長(中央)=23日午後、横浜市中区の伊勢佐木警察署(萩原悠久人撮影)
伊勢佐木警察署に入る「はれのひ」の篠崎洋一郎元社長(中央)=23日午後、横浜市中区の伊勢佐木警察署(萩原悠久人撮影)【拡大】

 成人の日を前に営業を突然取りやめた振り袖の販売・レンタル業「はれのひ」元社長の篠崎洋一郎容疑者(55)が23日、銀行からの融資金を詐取した容疑で逮捕された。篠崎容疑者は、着物販売大手で営業マンを務めた後、コンサルタントとして独立した。やり手で知られ、ベンツで顧客を回るなど派手な一面も。その後、「一生に一度の事に携われるのが良いと思った」と自らも成人式の振り袖販売・レンタル業に乗り出した。

 この大手の社長は「おとなしくて真面目。説明が分かりやすく、仕事はできる印象だった」と話す。篠崎容疑者は同社に勤務していた平成15~21年、ノウハウを取得した。その後、呉服店のコンサルを始めると、名簿を基に電話をかける営業スタイルで顧客の業績を上げていく。当時を知る関係者は「私の言う通りにやれば実績が出ますと強気だった」と振り返る。

 東京都八王子市の呉服店の社長(71)は、事業が軌道に乗り始めた篠崎容疑者がベンツで訪れるようになったことを覚えている。「商売が良くなったからとぜいたくに金を使うのはどうなのかと思った」と打ち明ける。

 この呉服店は数年で振り袖の契約数が5倍に伸びたが、コンサル契約を打ち切ると、近くに「はれのひ」が出店し、従業員2人が移った。「引き抜きと感じた。売り上げも減った」と憤慨する。

 その頃には中国に頻繁に渡航し、周囲に「ブライダルビジネスをやる」と意欲を示していた。

 今年1月の晴れ着トラブル後、海外に滞在し、今月20日の債権者集会も欠席した。