【著者は語る】小暮真久氏「人生100年時代の新しい働き方」 (1/2ページ)


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 □TABLE FOR TWO International代表理事・小暮真久氏

 ■重要になる「五感」にまつわるスキル

 「働き方改革」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。時間外労働を減らすため、人生100年時代の到来で延びる職業人生を豊かにするため、など理由はさまざま。ですが、いずれにせよ確かなのは、これまで良しとしてきた働き方を見直す時期に来ている、ということでしょう。

 私自身、研究者、コンサルタント、そしてNPO経営者とさまざまな職業を経験し、その度に働き方を模索してきましたが、もはや日本でも転職や副業を持つことも当たり前になりつつある。そうなれば、一緒に働く「同僚」も同じ組織に所属する人ではなくなります。今後は、毎日違う場所で違うメンバーと仕事をする、という働き方をする人も増えるに違いありません。

 そんな来るべき時代の「新しい働き方」に必要なスキルとはどんなものだろう。考え始めて最初に浮かんだのは分析力や論理思考などの「ハードスキル」ではなく、人間関係を円滑にするような「ソフトスキル」でした。例えば、傾聴力といわれるように、ビジネスにおいて「聞く力」は重要視されていますが、それは多様性を増す今後の職場において必須のスキルとなるでしょう。なぜなら相手の話を聞き、背景を理解することで共感と信頼が生まれ、仕事がより円滑に進むようになるからです。本書ではもう一歩進めて、「共感聴力」と呼んでいます。私自身の経験でも、これができるとできないとでは仕事の成果が大きく違いました。

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