血液製剤に大腸菌 女児が死亡

 血液(血小板)製剤の輸血を受けた10歳未満の女児が危篤状態になり、約1カ月後に亡くなっていたことが29日、分かった。女児の血液から大腸菌が検出されており、製剤に菌が混入していたとみられる。同日開かれた厚生労働省の有識者会議で、日本赤十字社が報告した。大腸菌混入による血小板製剤の輸血の死亡例は初めて。

 厚労省によると、女児は急性骨髄性白血病の治療で骨髄移植を受け、今年8月に血小板製剤の輸血を受けた。その直後、女児は嘔吐(おうと)や下痢の症状が出て、輸血を中止。呼吸困難などにも陥り、約1カ月後に敗血症性ショックによる多臓器不全で死亡した。

 同じ血液提供者から製造された血液製剤は全て出荷前に廃棄され、女児のほかに投与された患者はいないとみられる。有識者会議は日赤に対し、リスク管理対策の徹底を指示した。